子供のしつけと自由を与えることの曖昧さ
独身時代に、ある本と出合った。
かなり昔の事なので、本の題名も作者も忘れてしまったけど
【子育てはのびのび自由に育てるのが良い】という趣旨のことが書かれていた。
そこには例えば、子供がごみ箱を倒し中のものを触っても、慌てて取り上げず触らせたら良いと。。。
一度体験したら、こんなものかとやらなくなるらしい。
また、こんなことも書いていた。
もし子供が壁に落書きをしようとしているのを見つけた場合、怒鳴ってやめさせられると”本当はやってみたいけど怒られるからやらないでおこう”と思う。
逆に実際にやって、親が落書きを消すのに大変で悲しそうな姿を見たら、”もう困らせることは
もうやらないでおこう”と思える子供になるとあった。
親に怒られるからやらない子供は、大きくなっても親がいない所では悪い事を平気でするようになると・・・
当時の私は、子供が自らの意思で悪いことはしなくなる子供に育てたいと強く思った。
だからこそ、小さい時こそ怒鳴って経験をさせないより、一度自由にやらせ、それがどういうことになるか学べる子育てを選んできた。
それは、間違っていなかったかなと思える。
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幼児がやりたがることは、一度やらせてみると良い
赤ちゃんの成長は本当に早いもので、表情や動き、体も日々どんどん変わっていく。
泣くことしかできないから、親はその理由がわからず、一緒に泣きたくなることだってあるけど、笑ったり、初めて何か話しているかの様な声を聞いたときは、あまりの可愛さに泣けた。
あくびや、くしゃみをするし、げっぷやおならさえ、何をしても全部が可愛くて愛おしく感動できる。
赤ちゃんの存在って、親にどれだけ感動や喜びを与えてくれるか計り知れないと思う。
「子供は3歳までに親孝行をする」と、いつか聞いたことがあるが、本当にその通りだと思う。
段々と、日を追うごとに動きも活発になり、昨日までやれなかったことも、今日は出来ていることに驚かされる事も多い。
ハイハイから、歩けるようになると、もう目が離せない。
静かだな~と思ったら「やめて~」とつい大きな声を出したくなることを澄ました顔してやったいる事も、たびたび起きるから面白い。
子供って、色々なことに興味が沸いて、好奇心旺盛で、大人の常識から離れたことを自信満々にやってのけるから素晴らしい。
大人から見てダメな事さえも、自分で一度やってみると落ち着くみたい。
何でも口に入れる習性があるし、目を離さないことはもちろんだけど、子供が触ったり、口に入れて危険な物は片付けて、未然に事故やけがを防ぐのも必要である。
さらに歩けるようになると、親の目はさらに広範囲に、さらにアンテナを広げることになる大変さがついてくる。
だからこそ、初めての子育ては、わからない事だらけで、家族の協力や、気軽に相談できる人がいないと、可愛く思えなかったり、育てる自信を無くし、育児ノイローゼさえ起こしかねないし、子育ては自分の時間どころか睡眠時間さえとれないこともあり、楽ではないかもしれない。
全てをゆだねられた分、必死だからこそ最高の幸せを感じるか、最悪の苦痛になるか紙一重と言っても良いかもしれない。
せっかく自分を選んで生まれてきてくれた命だから、最大の愛情を与え、楽しみながらかけがえない幸せな時間を満喫して欲しいと思う。
子育ては、気楽な方が上手くいく
子育ては、気楽な方が上手くいく
私が子供の頃、周りの大人達に、嫌われるのが怖く、愛されたくて気に入られようと必死に良い子になってしまい、それが大人になっても自分を苦しめることになった。
良い事や悪い事も自分の判断に自信がなく『人からどう思われるか?』と周りの目ばかりが気になり、他人軸の生き方になったことも、それが大きく影響している。
だからこそ、自分の子供には、親の顔色を見るような良い子には育てないと強く心に決めていたと思う。
また、私の学生時代は、友情より勉強を優先にし、志望校に進学し就職も勝ちとれたが、社会にでて必ずしもそれが幸せとは限らないことも痛切に実感した。
もちろん勉強は人生の視野を広げ可能性を開く為にも、必要だけども若い頃に人間性や社会性を学ぶことの方が生きる上で、何より大切だと思うようになっていた。
私の子育ては、あえて教育に力を入れてなかったし本人が楽しむ事や、やりたい事をそれが何であろうと応援していく事を大切にしてきた事は、間違ってなかったと思える。
今、振り返ってみても、自分の嫌な過去の経験があるからこそ子育てにも活かせたと思うし、人生に無駄な事は一つもなくて、全ての経験が最高の宝になるから素晴らしい
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子育ての天才
先日、大人になった息子から、突然「お母さんは、子育ての天才だと思う」との言葉
もちろん、そんなこと1ミリもと言うより、もう一度子育てを、やり直させてほしいと思う程だった
から驚きました。
私のその反応に、息子はもっと驚いていました。
見る角度が違えば、180度違って見えることを知りました
息子が幼い頃はただ、可愛がるだけでした。
大きくなってから、たくさん自尊心を傷つけてしまった記憶が残っていて、今思うと胸がチクりと痛みます。
だからこそ、「子育ての天才」との言葉に、嬉しく感謝の気持ちでいっぱいでした
もし子育てで、悩んでる人がいたら、声を大にして「とにかく可愛がるだけでいいから」
と言ってあげたい。
親だから育てるのでなく、子育てしながら、親にしてもらえるのだから。。。
最近 思うこと
はじめまして。
最近、言葉の使い方に気を付けるようになりました。
何気なく口から出る言葉は、そのイメージを引き寄せると言われます。
例えば、「私は上手くないからね~」と言えば、その現象を起こします。
その時、「私もやれそうと口で言うだけで、そのような結果を起こします。
いつも、前向きな言葉を使う習慣で、素敵な事をたくさん起こそう。